なかはたんす

みたままおもったまま

ミュンヘン一日目 (ノイシュバンシュタイン城)

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(C)ディズニー


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ミュンヘン初日は眠れる森の美女のお城のモデル、ノイシュバンシュタイン城に行きました。
冒頭からシンデレラ城のモデルと思わせるような壮大な釣りを行いましたが、それは私がそう勘違いしていたからです。現場で「やべぇ生シンデレラじゃん(※違います)」と騒いでいた恥ずかしさを共有するためです。


●フュッセンまで
ミュンヘン中央駅からフュッセンまでは電車で一本、二時間程度です。一等と二等がありましたが、二等でも十分快適です。値段はわすれました。シーズンではなかったからか、電車はガラガラ、四人分のスペースを二人で陣取ってきゃいきゃいプレッツェルを食べました。
このプレッツェルがすごいしょっぱかった。プレッツェルの顔をした岩塩でした。

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フュッセン駅

ミュンヘンが始発駅でフュッセンが終着駅なので、いくら爆睡しても大丈夫です。でもついてもウンともスンとも言わず、ドアも手動、おまけに列車に乗っているのは慣れていない観光客だらけなので「あれ?これ降りていいの?ねえおりていいの?」的な雰囲気になります。そういうときは事前のアナウンスなどから「ここはフュッセンだ」という確固たる自信をもってドアを自分であけて降りましょう。うしろから観光客がワラワラついてきて親分気分が味わえます。
ちなみに、フュッセン駅にも有料お手洗いがありますが、ノイシュバンシュタイン城の近くに無料トイレがあるのでそこで行くのがいいと思います。

フュッセン駅からノイシュバンシュタイン城のふもとのホーエンシュバンガウまではバスで15分ほどです。列車の時間と合わせているのかは知りませんが、列車をおりてそのままバス停に行ったらバスが来てました。3ユーロしないぐらい。
タクシーもいっぱいありました。
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もれなくベンツ


ホーエンシュバンガウについてから、ノイシュバンシュタイン城に入るチケットを買います。入る時間が決められているので、一時間ぐらい余裕をもった時間のものを買いました。
ガイドブックによれば、ホーエンシュバンガウからお城までは1⃣バス2⃣馬車3⃣40分の山道ハイクの三通りの道順があります。雪も降っている真冬のホーエンシュバンガウ、もちろん1⃣で行く気だったのですが、その日なぜかバスが運休でウマor徒歩二択の中世みたいな選択を強いられます。学生旅行なのでもちろん徒歩です。

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旅行客に容赦のない山道

段々口数も少なくなるフタリ。しかもひたすら歩けばいいというわけではなく、たまに馬車が落として行った馬糞があるのでそれを避け避け行かなきゃなりません。

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が、崖…

「ここ普通に踏み越えたら死ぬよネ」みたいなところにも軽い杭みたいなんしかなかった。
結構激しい山道(しかも極寒)を無言で歩き続けるにつけ、思うことはただひとつ…
(なんでこんなとこに城作ったの?)

日本にいるときは「山の上のお城なんてロマンチックだよね!」なんてノンキなことを言っていたけど、山の上の城なんて最寄り駅から徒歩30分の大学みたいに煩わしいものにしか思えなくなっていました。
眠れる森の美女の王子様の気持ちがよくわかります。ああでもあいつはウマだ。ウマを持っていたんだあいつは。楽しやがって。

無言で大学生がサカサカ歩いたので、ガイドブックには一時間弱と書いてあったところを20分で登り切りました。

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雪がサックサクやで

自分が持っているチケットの時間になるまで、たいして暖かくもない待合室で待ちます。
結構日本人も多くて、まあ安心っちゃ安心。アホな大学生グループとかがいなくて助かりました。

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待合室の中から。
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お城の門

チケットの時間が来たらお城の中に入り、母国語のガイドをもらいます(言語はチケット買うときに言いました)。日本語だから、「こんにちは」だか「いらっしゃい」だか日本語で音声ガイドを渡してくれるおばちゃん。

お城の中は撮影禁止でしたが、「うわあ、ロマンチックだ!」というよりもツッコミどころが多すぎて楽しかったです。
ドア開けたら突然洞窟だったときは、どうしてやろうかと思いました。
歌人の間もロウソク200本あるんだけど、音声ガイドがウットリした声で「王はダンスパーティなどはせず一人でここにいることが多かったのです。想像してみてください、この200本のロウソクがあなたのためだけに輝いているのを…」いや誰か呼べよと。
歌人の間をモヤモヤした気持ちで去ろうと振り返ると、突然壁にバーン!!と王様の思い出の森の絵がデカデカと書かれていたりして「お、おう」となりました。
ノイシュバンシュタイン城改め現実逃避城でした。あの時代、こういう地位の人にはものすごいプレッシャーがかかっていたんだと思いますが。
中世の騎士道に心酔していたそうです。まあかっこいいよね。騎士道。鎧とか。
でも、かわいかったよ。日本人が思い描くお城そのものってかんじで、すてきでした。え?説得力がない?

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ノイシュバンシュタイン城内のカフェでケーキを食べました。チェリーとチョコレートのケーキ。なんでも日本基準で考えるのはよくねぇなと悟った瞬間です。

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お城をみながら、サクサク山をおりていきます。
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この写真はノイシュバンシュタイン城だったか王様のおとんの城だったか…


帰りもホーエンシュバンガウからバスでフュッセンに向かうのですが、バスの時間は来たときにチェックしておいたほうが良かったな〜と思います。
オフシーズンだったからか一時間に一本くらいしかなくて、「40分くらいベンチで待てるか〜」とベンチに座っていたのですが、寒すぎてお土産やさんでひまをつぶすハメに。
そのとき隣に座ってバスを待っていたバックパックの男の子が、待ちきれなかったのか、バスの通る道をトコトコ歩いてるのをバスから目撃しました。勇者すぎるわ。しかも結局バスに追い抜かれてるという…
バスの中から「あの子はバックパック持ってるけどこれからヨーロッパひとりで大丈夫なのだろうか」といらぬ心配をするふたり。バスに乗ったか乗らなかったかだけでほぼ同じ境遇なのに。笑

ノイシュバンシュタイン城編はおわりです。午後はフュッセンの街をうろちょろします(^ν^)



<フュッセン番外編>

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どう前向きに考えても無理やり手を引っ張られている子供