なかはたんす

みたままおもったまま

ヨーロッパれきしたび

ホロコースト”ときいて、浮かんでくる単語はなんでしょうか。

ユダヤ教徒、強制収容所、ナチスドイツ、アンネの家、フランクル教授 など…

 

ちょっと探せば、関連書籍や映画、サイトはたくさん出てきます。

日本でふつうに暮らしていても、けっこう身近にある戦争の爪痕のひとつだと思います。

私も小さい頃アンネの日記を読みました(持っていたものが分厚いうえ字が小さかったため読破を断念し、結局有名どころだけ読みました)。

 

でも、ずっとどこか他人事だと思っていました。

「当時は戦争という非常事態で、ナチスという世論を操るのがうまくてワケノワカラン人たちが、一方的に残虐行為を働いていた」、ドキュメンタリーなんかで当時迫害されていなかった人たちが「何も知らなかった、戦後初めて知ってびっくりした」と答えていても、まあその時はネットもないから隠されたらわかんないか~ と思うだけ。

他人事というか、そういうことがあったという実感がない。収容所も、入れられたときや出たときよりも、内部で過ごしていた時間が圧倒的だったのに、あまりその期間に思いをはせたことがない。悪く言ってしまうと「衝撃がある部分だけ」注目して、その他は軽く流していました。

とにかく「よく知らなかった」です。

 

 

三週間のヨーロッパ旅行を終えていえることは、「私がもしあの時代あの場所に生まれていたら、迫害に加担とまではいかなくとも、見て見ぬふりはしていただろう」ということです。まあ見て見ぬふりというのは最大の加担だとアウシュビッツの日本語ガイドの方に教えていただいたので、実質、迫害に加担していたと思われます。

どうでしょう、旅行前の私は、「加担するわけないじゃん」とタカをくくり、「なんでユダヤ人そんなに目の敵にするのか信じられない、どういう神経してんだ」となめた態度でこの問題を考えていました。

 

差別意識は多かれ少なかれ誰にでもあります。

べつに差別意識がない人が本当にいい人だなんて思いません。差別意識がない人はただの本質がわかっていない人なんじゃないのかと思うことも多々あります。

根本的に自分のなかにあるものと「これは差別意識だ」とちゃんと向き合って、それがどこから来ているのか、どうすれば減少させることができるのかを考えることが大事だと思います。

 

似合わず真面目に始めましたが、備忘録がてらヨーロッパ旅行の日記をちまりちまりと書いていきます。

メインはホロコーストですが、もちろんホロコースト以外のところもたくさん行きました!

 

備忘録できれいぶってても仕方ないので、その時思ったまま考えたまま書き散らかすと思いますが…

ネットはこわいからね。気を付けよう。笑